給湯器から水が漏れている場合、まず給湯器のガスの元栓と給水バルブを閉めてください。水漏れをそのまま放置すると、ガス漏れ・漏電・給湯器の完全故障につながる危険があります。修理は必ずメーカーまたは資格を持つ業者に依頼してください。給湯器の内部修理は資格が必要であり、自分での修理は禁止されています。
給湯器の水漏れを発見したときの応急処置
- 給湯器の運転を止める リモコンの電源を切り、運転を停止します。
- 給水バルブを閉める 給湯器の配管に付いている給水バルブ(青いハンドルまたはレバー)を閉めます。水の供給を止めることで漏れを最小限に抑えられます。
- ガスの元栓を確認する 給湯器付近のガス栓を閉めてください。水漏れがガス系統に及んでいる可能性があります。ガスの臭いがする場合は窓を開けて換気し、その場から離れて都市ガスはガス会社(0120-ガス番号)、LPガスはプロパンガス会社に連絡してください。
- 漏れ箇所の水気を拭き取る 電気系統への水の侵入を防ぐため、給湯器周辺の水気をタオルで拭き取ります。
- 業者に連絡する メーカーのサポートセンターまたは給湯器修理業者に連絡します。
給湯器の内部(熱交換器・バーナー・電装部品)の修理は、ガス機器修理の資格が必要です。配管の継手部分であっても、ガス配管は有資格者にしか修理できません。自分で分解・修理しようとすると保証が無効になり、ガス漏れ事故のリスクがあります。
水漏れ箇所別の原因
不明点がある場合は、迷め額の原因が重なることもあります。宗方業者に相講して確実に修理することをおすすめします。
給水管・給湯管の接続部から漏れる
接続部のパッキン劣化やナットの緩みが原因です。経年劣化(目安:8年以上)によって発生しやすくなります。配管接続部のパッキン交換で直ることが多く、比較的修理費用が低い傾向があります。
給湯器本体底部からポタポタ水が出る
以下の2つの可能性があります。
- ドレン水(正常):潜熱回収型給湯器(エコジョーズ)は燃焼時に発生する水蒸気を回収するため、底部から水が出ます。これは正常な動作です。透明で臭いがなければ問題ありません。
- 熱交換器の腐食・破損(異常):錆色の水・量が多い・臭いがある場合は内部腐食の疑いがあります。修理または交換が必要です。
安全弁(逃し弁)から水が出る
給湯器の側面についている安全弁(圧力逃し弁)から水が出ている場合、以下の原因が考えられます。
- 安全弁の劣化・故障(部品交換が必要)
- 水道圧が高すぎる(水道業者に確認)
- 給湯器の膨張タンクが機能していない(修理が必要)
| 漏れ箇所 | 原因 | 修理費目安 |
|---|---|---|
| 配管接続部 | パッキン劣化・ナット緩み | 5,000〜15,000円 |
| 本体底部(異常) | 熱交換器の腐食・穴 | 30,000〜80,000円(本体交換の場合あり) |
| 安全弁 | 弁の劣化 | 5,000〜20,000円 |
| 本体底部(正常) | ドレン水(エコジョーズ) | 修理不要 |
水漏れを放置した場合のリスク
- 漏電・電気系統の故障:給湯器は電装部品が多く、水が侵入すると漏電や制御基板の損傷につながります
- ガス漏れ:水漏れが配管の接続部を腐食させると、隣接するガス配管も影響を受けることがあります
- 外壁・床下への浸水:壁付け型の給湯器では、水が壁の内部や床下に浸透して建材を腐食させます
- 給湯器の完全故障:小さな水漏れが熱交換器の腐食を進行させ、修理できない状態になります
給湯器の寿命は一般的に10〜15年です。10年以上経過した給湯器で水漏れが発生した場合、修理費用が本体交換費用(150,000〜250,000円)を上回るケースがあります。修理か交換かは業者に費用の比較を出してもらってから判断してください。
業者を呼ぶ目安
・給湯器のどこから水が漏れているか確認できた時点で業者に連絡(自分での修理は不可)
・ガスの臭いがする場合は即座に換気してガス会社へ
・水漏れと同時にエラーコードが表示されている
・底部から錆色の水が出ている
・漏れ量が多く、止水バルブを閉めても止まらない
給湯器修理業者への連絡は、まずメーカーのサポートセンターに問い合わせてください。保証期間内(通常は購入から2〜3年)であれば無料修理の対象になる場合があります。保証期間外の場合は複数の業者に見積もりを取り、費用と修理内容を比較してから依頼してください。
まとめ
給湯器の水漏れは、①給湯器の運転停止、②給水バルブを閉める、③ガス栓を確認・必要なら閉める、の順で応急処置をしてから業者に連絡してください。給湯器の修理は有資格者にしか行えません。水漏れを放置すると漏電・ガス漏れ・建材腐食のリスクがあるため、発見したら早めに対処することが重要です。製造から10年以上経過している場合は修理と本体交換の費用を比較して判断してください。