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浴室クリーニングをプロに依頼する目安と費用

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浴室クリーニングを業者に頼むかどうかの分かれ目は、汚れの種類です。石けんカスや軽い黒ずみは自分で落とせますが、エプロン内部・換気扇の内部・鏡のウロコ汚れは市販品では落ちません。この記事では、自分でできる範囲と業者に任せる範囲の境界、費用の目安、業者選びのポイントを解説します。

依頼を決める前に今すぐできる応急処置

業者の予約が取れるまでの間、次の対処で悪化を防げます。

  1. 換気扇を回し続ける:入浴後は最低1時間、できれば24時間回します。湿度が下がるとカビの増殖が止まります。
  2. 入浴後に冷水シャワーで壁と床を流す:壁の温度を下げると、カビが繁殖しにくくなります。
  3. 見えている黒カビに塩素系のカビ取り剤を使う:ゴムパッキンや天井の黒カビに塗布し、5〜10分置いてから十分に洗い流します。
  4. 水気を拭き取る:浴室を出る前に、スクイジーかタオルで壁と床の水を切ります。

カビは室温20〜30度、湿度60%以上で増えます。入浴直後の浴室はこの条件にぴったり当てはまります。冷水で温度を下げ、換気で湿度を逃がす2つを習慣にするだけで、次のクリーニングまでの期間を延ばせます。

浴室が汚れる主な原因

浴室の汚れは、性質の違う汚れが層になって固着したものです。原因ごとに落とし方が変わります。

原因1:水垢(アルカリ性の汚れ)

水道水に含まれるカルシウムが乾いて固まったものです。鏡や蛇口が白くくもるウロコ汚れの正体です。酸性のクエン酸で中和して落とします。

原因2:石けんカス・皮脂(酸性の汚れ)

石けんの成分と皮脂が混ざった、床や壁のぬめりです。アルカリ性の重曹や浴室用洗剤で落とします。水垢と逆の性質のため、同じ洗剤では両方に効きません。

原因3:黒カビ

石けんカスと皮脂を栄養に繁殖します。ゴムパッキンの奥まで根を張ると、表面を拭くだけでは落ちません。塩素系のカビ取り剤で分解します。

原因4:見えない場所への蓄積

浴槽側面のエプロン内部、換気扇の内部、排水口の奥は、手が届かないまま汚れがたまります。ここが放置されると、掃除してもすぐにカビ臭が戻ります。排水口の臭いが強い場合は排水口が臭いときの原因と解消方法も参照してください。

自分でできる掃除と業者に任せる範囲

汚れ別の境界は次のとおりです。

汚れの種類 自分で可能か 備考
日常の石けんカス・皮脂 浴室用洗剤とブラシ(幅50mm前後)で落ちる
床の黒ずみ(軽度) 重曹とクエン酸で対応できる
鏡の水垢(軽度) クエン酸パックで落ちる
ゴムパッキンの黒カビ 一部可 塩素系カビ取り剤。奥の根までは残る
鏡のウロコ汚れ(重度) 難しい 研磨が必要。傷が入る危険がある
天井・壁の広範囲の黒カビ 一部可 再発しやすい
換気扇の内部 不可 分解が必要
浴槽エプロンの内部 不可 高圧洗浄が必要

自分で落とす手順はお風呂のカビ取り方法と再発を防ぐコツで詳しく解説しています。目安として、掃除しても2週間以内にカビ臭が戻る場合は、見えない場所に汚れがたまっています。

自分で掃除する順番

洗剤の性質を踏まえ、次の順番で進めると効率よく落とせます。

  1. 床と壁の石けんカスを浴室用洗剤で洗い、しっかり流します。
  2. 乾かしてから、鏡や蛇口の水垢にクエン酸を含ませたキッチンペーパーを貼り、30分置いて流します。
  3. 十分に洗い流し、換気してから、黒カビに塩素系のカビ取り剤を使います。
  4. 最後に冷水で全体を流し、水気を拭き取ります。

酸性のクエン酸と塩素系カビ取り剤の間には、必ず洗い流す工程を挟んでください。同時に使うと有毒ガスが発生します。

注意点・やってはいけないこと

塩素系のカビ取り剤と酸性洗剤(クエン酸を含む)を混ぜると、有毒な塩素ガスが発生します。同じ日に続けて使う場合も、必ず十分に洗い流し、換気してから次の洗剤を使ってください。「混ぜるな危険」の表示がある製品は単独で使います。

  • 塩素系と酸性の洗剤を混ぜない(有毒ガスが発生します)
  • カビ取り剤を使うときに換気扇を止めない
  • 鏡を金属たわしでこすらない(傷が入り、かえって汚れがたまります)
  • カビ取り剤を長時間放置しない(材質を傷めます。表示の時間を守ってください)
  • エプロンや換気扇を無理に分解しない(部品を割ると交換費用がかかります)

業者を呼ぶ目安と浴室クリーニングの費用

次に当てはまる場合は、業者への依頼を検討してください。

– 換気しても浴室のカビ臭が取れない
– 天井や壁に黒い斑点が広がっている
– 掃除しても2週間以内にカビが戻る
– 鏡のウロコ汚れが市販品で落ちない
– 入居してから一度もエプロン内部を洗浄していない

費用の目安は次のとおりです。

サービス内容 費用の目安
浴室クリーニング(標準・エプロン内部込み) 15,000〜25,000円
換気扇の分解洗浄(追加) 5,000〜10,000円
鏡のウロコ取り(追加) 3,000〜10,000円
防カビコーティング(追加) 3,000〜8,000円

作業時間は標準的な浴室で2〜3時間が目安です。業者を選ぶときは、エプロン内部の洗浄が標準料金に含まれるか、追加料金の条件、作業後の保証があるかを確認してください。見積もりは無料の業者が多いため、複数社を比べると相場がわかります。

まとめ

  • 水垢は酸性、石けんカスはアルカリ性の洗剤で落とす
  • エプロン内部・換気扇内部・重度のウロコは業者の領域
  • 掃除しても2週間でカビ臭が戻るなら見えない汚れが原因
  • 標準クリーニングは15,000〜25,000円、作業は2〜3時間が目安
  • 塩素系と酸性の洗剤は絶対に混ぜない

浴室の汚れは、放置するほど固着して落ちにくくなります。自分でできる範囲を続けつつ、エプロン内部や換気扇は数年に一度プロに任せると、カビの発生源を断てます。

浴室クリーニングについてよくある質問

浴室クリーニングはどのくらいの頻度で必要ですか

年1回から2年に1回が目安です。日常の換気と水気の拭き取りを続けていれば、間隔を延ばせます。家族の人数が多い、浴室に窓がない、24時間換気がない住宅では、汚れがたまりやすいため年1回が安心です。

エプロン内部の洗浄は本当に必要ですか

浴槽側面のカバー(エプロン)が外せるタイプなら必要です。内部は湿気がこもり、皮脂汚れとカビがたまります。掃除しても浴室のカビ臭が消えない場合、原因はここにあることが多くあります。外せない一体型の浴槽もあるため、依頼時に浴槽のメーカーと型番を伝えてください。

賃貸でも浴室クリーニングを頼めますか

入居者が自費で依頼するのは問題ありません。ただし、設備の劣化(コーキングのはがれ、換気扇の故障など)が原因の場合は、貸主の負担で修繕できることがあります。まず管理会社へ相談してください。退去時の原状回復として請求されるかは契約内容によります。

カビ取り剤を使っても黒カビが落ちません

ゴムパッキンの奥まで根が入り込んでいる状態です。表面のカビは分解できても、内部に残った菌糸から再発します。カビ取り剤を塗った上からラップをかけ、10分ほど置いてから流すと浸透しやすくなります。それでも黒いままなら、パッキン自体の交換か業者の洗浄が必要です。梅雨時の対策は梅雨のカビ対策と再発防止策も参考にしてください。

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