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止水栓の閉め方と場所の探し方|元栓との違い

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止水栓は、時計回り(右回り)に回すと閉まります。水漏れを止めるときも、部品を交換するときも、最初にやるのはこの操作です。この記事では、場所別の止水栓の探し方、正しい閉め方、元栓との違い、固くて回らないときの対処法を解説します。

止水栓を今すぐ閉めたいときの手順

水漏れが起きている場合は、次の手順で止めてください。

  1. 水漏れしている器具の止水栓を探す:トイレ・洗面台・キッチンなど、器具ごとに専用の止水栓があります。場所は次章の表を参照してください。
  2. 時計回りに回して閉める:ハンドル式なら手で、マイナス溝式ならマイナスドライバーで、止まるまで時計回りに回します。
  3. 水が止まったか確認する:蛇口をひねって水が出なければ、止水は成功です。蛇口本体からの水漏れは蛇口から水漏れしたときの直し方で直せます。
  4. 止まらなければ元栓を閉める:器具の止水栓で止まらない場合は、家全体の元栓を閉めます。戸建ては敷地内の水道メーターボックス、集合住宅は玄関横のパイプシャフト内にあります。
  5. 開けるときは反時計回りにゆっくり回す:急に開けると配管に衝撃がかかります。

止水栓を閉める前に、現在の開き具合を覚えておいてください。ハンドルを何回転で閉まったか数えておくと、元に戻すときに同じ水量へ復元できます。

場所別・止水栓の探し方

止水栓は器具のすぐ近くにあります。場所別の位置は次のとおりです。

場所 止水栓の位置 形状
トイレ タンク下の壁または床から出た配管 マイナス溝式・ハンドル式
洗面台 洗面ボウル下の扉を開けた配管部分 ハンドル式が多い
キッチン シンク下の扉を開けた配管部分 ハンドル式が多い
お風呂・洗面所の混合水栓 壁付け水栓の左右の付け根 ドライバー式(六角・マイナス溝)
洗濯機 蛇口本体のハンドル ハンドル式

見つからない場合は、器具から壁・床へ伸びる給水管をたどってください。銀色の細い管の途中にある、つまみやネジ穴のある部品が止水栓です。

お湯と水の2本が来ている場所では、止水栓も2つあります。青いしるしが水、赤いしるしがお湯です。水漏れを完全に止めるには、両方を閉めてください。

止水栓の3つの形状と回し方

  • ハンドル式:蛇口のようなハンドルが付いています。手で時計回りに回します。
  • マイナス溝式:円形の頭に一本溝があります。溝の幅に合うマイナスドライバーを差し込んで回します。
  • 内ネジ式:壁の中に埋まっていて、専用のドライバーか六角レンチが必要です。無理をせず元栓を閉めてください。

止水栓と元栓の違い

混同しやすいため、役割を整理します。

項目 止水栓 元栓
止まる範囲 その器具だけ 家全体
場所 器具のすぐ近く 水道メーターボックス内
主な用途 部品交換・水量調整 破裂・全体の水漏れ・長期不在

トイレの部品交換のように1か所だけ作業するなら止水栓を、水道管の破裂のように水が止まらない緊急時は元栓を閉めます。

止水栓が固くて回らない原因

長年動かしていない止水栓は、次の原因で固着します。

原因1:水垢・サビによる固着

内部の水垢やサビが、ハンドルと軸を固めています。10年以上動かしていない止水栓は、ほぼこの状態です。

原因2:無理に回して部品が変形している

すでに強く回した後だと、マイナス溝がつぶれてドライバーが噛まなくなります。

原因3:もともと全開で固定されている

新築や交換直後は、ハンドルが固く感じることがあります。

自分でできる対処法

固着した止水栓は、次の方法で回せることがあります。

  • 柄の長い工具で力を分散させる:マイナス溝式はサイズの合う大きめのドライバー、ハンドル式はモンキーレンチ(口幅250mm程度)を使い、ゆっくり力をかけます。
  • 潤滑剤を使う:軸の周囲に潤滑剤を吹き、5〜10分置いてから回します。
  • 少しずつ往復させる:一気に回さず、閉める方向と開ける方向へ小刻みに動かすと固着がゆるみます。

溝がつぶれている場合は、溝にゴムシートを一枚かませてからドライバーを押し当てると、滑らずに力が伝わることがあります。

それでも動かない場合は、元栓を閉めれば器具側の作業はできます。止水栓そのものの交換は8,000〜15,000円程度で業者に依頼できます。固着した止水栓は、次のトラブルのときに再び困るため、水漏れ修理を頼むついでに交換しておくと安心です。

注意点・やってはいけないこと

固着した止水栓を力任せに回すと、軸が折れて水が噴き出し、止められなくなります。少しでも「固い」と感じたら、先に元栓を閉めてから作業してください。

  • 力任せに回さない(軸が折れて水が噴き出します)
  • サイズの合わない工具を使わない(溝がつぶれて回せなくなります)
  • 閉めたことを忘れて放置しない(給湯器の空だき事故につながります)
  • 止水栓を閉めた状態で給湯器を使わない
  • 開けるときに一気に全開にしない(ウォーターハンマーで配管を傷めます)

業者を呼ぶ目安と費用

次に当てはまる場合は、水道業者へ相談してください。

– 止水栓も元栓も回らない、または回しても水が止まらない
– 止水栓の周囲からにじむように水が漏れている
– 回そうとして軸が折れた、溝がつぶれた
– 壁の中や床下から水音がする
– 築30年以上で配管全体の劣化が疑われる

費用の目安は次のとおりです。

作業内容 費用の目安
止水栓の交換 8,000〜15,000円
水漏れ調査 3,000〜10,000円
給水管の部分交換 20,000〜50,000円

作業時間は止水栓の交換で30分〜1時間が目安です。深夜・早朝は割増料金がかかるため、書面の見積もりを確認してから依頼してください。

まとめ

  • 止水栓は時計回りで閉まり、反時計回りで開く
  • 止水栓は器具ごと、元栓は家全体を止める
  • 閉める前に開き具合の回転数を数えておく
  • 固着したら潤滑剤と柄の長い工具を使い、力任せに回さない
  • 止水栓の交換費用は8,000〜15,000円が目安

止水栓の位置を知っていれば、水漏れの被害を最小限に抑えられます。トラブルが起きる前に、トイレ・洗面台・キッチンの止水栓の場所を確認しておきましょう。

止水栓についてよくある質問

止水栓はどちらに回すと閉まりますか

時計回り(右回り)で閉まり、反時計回り(左回り)で開きます。「右閉め・左開け」と覚えてください。マイナス溝式は溝にドライバーを差し込み、止まるまで回します。無理に回し切ろうとせず、止まったところで手を止めてください。

止水栓で水量を調整できますか

できます。止水栓を全開から少し閉める方向へ回すと、その器具の水量と水圧が下がります。トイレのタンクに水がたまるのが遅い場合は、止水栓が閉まりすぎていることがあります。水が止まらない症状はトイレの水が止まらないときの直し方も参照してください。

止水栓を閉めたまま忘れるとどうなりますか

その器具に水が来なくなります。特に給湯器につながる止水栓を閉めたままお湯を使うと、空だきで故障する危険があります。作業が終わったら必ず開け直し、蛇口から水が出ることを確認してください。

賃貸でも止水栓を閉めてよいですか

閉めるだけなら問題ありません。水漏れを止めるための応急処置は、入居者が行って構いません。ただし、止水栓の交換や配管の修理は建物の設備にあたるため、自分で工事せず管理会社へ連絡してください。

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